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平成29年度バックナンバー

第3号(平成29年11月13日配信)

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◇◆ 大学入試センターメールマガジン 第3号 ◆◇

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【目次】
◇巻頭言
◆新テストニュース
◇テストは語る~入試統計を読み解く~
◆試験問題企画官リレートーク
◇関連リンク
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◇巻頭言

〔大学入試センター理事 浅田和伸〕

 大学入試センターのメールマガジンをお読みいただき、
ありがとうございます。今回が第3号になります。
 1月に実施される平成30年度センター試験の期日が近づいて
きました。現時点の志願者総数は約58万人です。最終的な状況は
12月に公表予定です。
 9月24日(日)に「大学入試センターシンポジウム2017」を開催
しました。今回のテーマは「大学入学者選抜の新展開-新共通テスト
の課題と個別選抜改革の方向性-」。大学・高校関係者をはじめ多数
の方が熱心にご参加くださり、充実したものになりました。
 平成32年度からの「大学入学共通テスト」に関しては、11月に
全国約1900校の高校等のご協力を得て「試行調査」(プレテスト)
を実施します。また英語4技能評価のための「大学入試英語成績提供
システム」への参加要件を公表しました。これらについては
「新テストニュース」でもご紹介します。
 最後に話題を一つ。今年のノーベル文学賞にカズオ・イシグロ氏が
選ばれましたが、センター試験では平成27年度追・再試験の英語
(リスニング)でイシグロ氏に関する問題を出題しています。
センターのホームページでは、これを含め過去3年分の試験問題を
ご覧いただけます。

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◆新テストニュース

(1)大学入学共通テストに向けた試行調査(プレテスト)の実施
 7月に文部科学省が公表した「大学入学共通テスト実施方針」
では、平成32年度から実施される「大学入学共通テスト」の問題
作成や採点方法等についてプレテストを通じた検証を行うことと
されています。これを受けて大学入試センターでは、平成29年度
(今年度)と30年度に「大学入学共通テスト」に向けた検討に
資する試行的な検証を行うための試行調査(プレテスト)を実施
したいと考えています。
 その最初のものとして、11月に全国約1900校の国公私立高等学校・
中等教育学校のご協力を得て試行調査(プレテスト)を実施します。
マーク式問題を含め、知識の理解の質を問う問題や、思考力、
判断力、表現力を発揮して解くことが求められる問題を一層
重視した作問の工夫・改善を行い、解答状況等を分析すると
ともに、記述式問題における形式面・内容面にわたる正答の
条件の在り方や採点体制、採点期間等について検証を行うための、
非常に重要なものです。
 なお、従来は「プレテスト」という言葉を使ってきましたが、
それだと平成32年度からの新テストと全く同様のものであるかの
ように誤解されるおそれがあるため、今後はより趣旨・性格を
明確に表す「試行調査」という名称を使うことにしました。
ご理解ください。
 試行調査の詳細については、センターのホームページを
ご覧ください。

(2)英語4技能評価のための民間資格・検定試験の活用
 同じく7月の「大学入学共通テスト実施方針」では、高等学校
学習指導要領の見直しの方向性を踏まえ、大学入学者選抜でも
「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能を適切に評価するため、
共通テストの枠組みにおいて、現に民間事業者等により広く実施され
一定の評価が定着している資格・検定試験を活用するとされました。
 これを具体化するための仕組みとして、大学入試センターにおいて
「大学入試英語成績提供システム」を設けることになり、11月8日、
このシステムへの参加を認めるに当たっての要件(「大学入試英語
成績提供システム参加要件」)を定め、公表しました。
 この「参加要件」では、資格・検定試験やその実施主体、また
情報公開や第三者評価等に関する事項を定めています。なお、
「高等学校学習指導要領との整合性」及び「CEFR(ヨーロッパ
言語共通参照枠)との対応関係」等については文部科学省において
確認することになります。
 今後、参加の申込の受付を開始し、年度内に確認結果の公表を
行う予定です。具体的には、参加希望の申請があったものについて、
関係分野の有識者等で構成する委員会において検討いただくことに
なります。
 大学入試センターとしては、この新たなシステムが、大学入学者
選抜における資格・検定試験の活用を支援するためのものとして
適切に活用されるものとなるよう努めていきたいと考えています。

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◇テストは語る~入試統計を読み解く~

「センター試験の受験者層の変化」


 平成2年(1990年)に導入された大学入試センター試験は、今年で
28年目を迎えました。この四半世紀を越えるセンター試験の歴史の
中では、センター試験を利用する私立大学の増加や18歳人口の減少
などといった変化がありました。
 この状況の中で、高校新卒の受験者によるセンター試験結果の
利用の内訳を見てみると、
 
1. 国公立大学への出願 (私立大学との併願を含む):
  平成28年度: 200,203人(45%) ← 平成2年度: 196,863人(78%)
2. 私立大学のみの出願:
  平成28年度: 132,440人 (30%) ← 平成2年度: 1,729人(1%)
3. センター試験の成績を大学の出願に利用してない
  平成28年度: 110,811人 (25%) ← 平成2年度: 52,698人(21%)
    
となっています。
 経年推移で見ると、国公立大学に出願している受験者は、
平成2年からほとんど変化はありませんが、私立大学専願者と
センター試験の成績を利用していない者(AO・推薦入試合格者
などが予想される)は徐々に増加してきています。
 このように、センター試験導入当時と現在では受験者層が
大きく変化し、その幅も広がっていることがわかります。

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◆試験問題企画官リレートーク

「秋と言えば」

〔大学入試センター 新テスト実施企画部
 試験問題企画官(国語担当)〕


 4月に大学入試センターに着任し、最寄りの「駒場東大前駅」
から職場まで「駒場野公園」を通り、桜雲、緑陰、黄葉と自然
を通して季節の移り変わりを感じながら通勤しています。着任
当時はセンターの敷地内を含め桜が印象的でしたが、今年度も
半年を過ぎ、風景も秋の装いとなりました。
 秋と言えば、皆さんは何を真っ先に思い浮かべますでしょうか。
私は仕事柄、「灯火親しむべし(「燈火稍可親 簡編可卷舒」韓愈)」
とともに、“読書の秋”を思い浮かべます。「読書は単に知識の材料
を提供するだけである。それを自分のものにするのは思索の力で
ある。」(ジョン・ロック)、「読書は充実した人間をつくり、会話は
機転の利く人間をつくり、執筆は緻密な人間をつくる。」
(フランシス・ベーコン)、「読書は学問の術なり、学問は事を
なすの術なり」(福沢諭吉)等々、読書にまつわる格言は多々あり、
読書の大切さを再認識する季節でもあります。
 大学入学共通テスト(新テスト)の国語の記述式問題は、
「多様な文章や図表などをもとに、複数の情報を統合し構造化
して考えをまとめたり、その過程や結果について、相手が正確に
理解できるよう根拠に基づいて論述したりする思考力・判断力・
表現力を評価する」とされています。
 “読書の秋”に改めて、通勤電車の中での読書を楽しみつつ、
様々な場面で、多様な文章を読んだり、複数の文章を読み比べたり、
更には文章を書いたりすることを私自身が実践し、思考力・判断力・
表現力を磨き、それをまた仕事に生かしていきたいと思っています。

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◇関連リンク

大学入学共通テストの導入に向けた試行調査が始まる
(平成29年11月13日)
http://www.dnc.ac.jp/news/20171113-01.html

「大学入試英語成績提供システム」及び参加要件の公表について
(平成29年11月08日)
http://www.dnc.ac.jp/corporation/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/en.html

平成30年度国公立大学入学者選抜について(平成29年10月25日)
(※文部科学省ホームページ)
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/senbatsu/1397610.htm

 
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第2号(平成29年9月21日配信)

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◇◆ 大学入試センターメールマガジン 第2号 ◆◇

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【目次】
◇巻頭言
◆新テストニュース
◇テストは語る~入試統計を読み解く~
◆試験問題企画官リレートーク
◇お知らせ
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◇巻頭言

〔大学入試センター理事長 山本廣基〕

 センターメールマガジンの9月号をお届けします。
平成33年度大学入学者選抜試験から導入される新テスト
(大学入学共通テスト)の実施方針が文部科学省から公表され、
当センターにおいても新テスト実施企画部を中心に、実施に
向けた具体的な検討を精力的に行っています。
 今号の新テストニュースでは、今般の改善の大きな特徴である
「記述式問題」についてそのねらいを解説しています。また、
CBTの世界での利用状況、試験問題企画官のエッセイをお届け
します。
 その他、来年の全国大学入学者選抜研究連絡協議会大会の開催
などのお知らせもご覧下さい。

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◆新テストニュース

「記述式問題のねらい」

 大学入試とは何のために実施されているのか?と改めて考える
機会は少ないかもしれません。大学側から見れば大学入学希望者
の選抜を行う場ですが、受験生から見れば、それまで積み重ねて
きた学習成果を発揮する場となります。
 そうした大学入試で出題される問題は、具体的な試験問題という
形で、大学の教育理念や大学入学時点で求める力を受験生に伝える
ものだと見ることができます。問題の質が高校のカリキュラムの
在り方や生徒の学習の方向付けにも大きな影響を与えることから、
現行のセンター試験の問題についても毎年改善が重ねられてきて
います。
 新テストではこうした蓄積を基に、これからの大学教育・高校
教育の改善の方向性を見据えながら、各教科・科目の試験を通じて
「どのような力を評価するのか」をさらに明確にしながら問題
づくりに取り組むことになります。
 記述式問題もそうした改善の一環として、言語活動や数学的
活動を通じた高校教育の充実を図り、大学教育の基礎力としても
重要な言語能力や数学的な問題解決能力の育成という学習成果に
効果的につなげる観点から導入されるものです。
 本年5月に公表された記述式のモデル問題例は、大学入試
センターのHPに掲載されていますのでご覧ください。
http://www.dnc.ac.jp/corporation/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/model.html
 記述式問題について、国語は大問2問とも実用的な文章が
題材となっています。高校の学習指導要領において「実用的
な文章を読んで話し合う言語活動」が指導内容となっており、
大学教育の基礎力となる言語能力を育む題材としても適切で
あると考えられながら、これまで大学入試で取り上げられる
ことの極めて少なかった題材に光を当てるものです。
 ただし、マークシート問題を含めた国語の問題全体としては、
評論などの論理的な文章、小説などの文学的な文章、古文、
漢文等もバランスよく扱われることにご留意ください。
 数学は、さまざまな分野でバランスよく記述式問題を出題
できるよう、記述式をマークシート式と混在させることとして
います。数学の記述式というと証明問題などがイメージされる
かもしれませんが、新テストで問われる数学の表現力とは、
考えた結果や問題解決の方略などを数式などで書き表すことが
できることです。問題解決の過程を自由度の高い記述で証明
するような問題は、各大学の個別選抜に委ねられることと
なります。
 国語においては、文字数80~120字程度の問題を含め
記述式は小問3問程度、試験時間は全体で100分程度(現行は
80分)、数学においては、記述式は小問3問程度、試験時間は
全体で70分程度(現行は60分)が想定されています。
こうした時間と問題数のバランスや採点方法、自己採点の在り方
など、今後の検証課題については、29年11月及び30年秋頃
にプレテストを実施し、新テスト本番に向けた制度設計に反映して
いく予定です。

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◇テストは語る~入試統計を読み解く~

「CBT(情報端末利用型の試験)の世界での利用状況」

 2017年現在、世界各国では情報端末を利用した試験、すなわち
CBTが様々な形で実施されています。CBTの特長の一つは、メディア
を活用した出題が可能になることです。例えば、外国語の試験に
おいて人が会話している状況を動画で見せれば、現実に近い状況
の再現が可能になります。受験者の発音も録音もできるでしょう。
外国語の試験以外であれば、化学実験の動画を用いることで
「実験による状況の変化を捉えた上で、その気付きを自ら保持
している知識と併せた上で正答に結び付けられるか」など、
より妥当性の高い試験を実施することも可能になります。
もう一つの特長は、試験運用をより利便性の高いものにすることが
できるということです。例えば、インドでは工学系の大学を志望
する者に対しておこなわれるJoint Entrance Examination (Main)
と呼ばれる試験があります。この試験では、全受験者の20%近くが
CBTで受験していますが、興味深いことにCBTでの受験を選ぶと
受験料が半額になります。これは、物流環境によっては試験問題
冊子・解答用紙の印刷・運搬・管理等の安全性やコストを、CBTに
することで改善できることを示唆しています。さらに他国の状況
を見てみると、中国の北京市では2017年から英語試験において
CBT導入がなされます。米国の医師国家試験はCBTによって運用
されていますし、米国フロリダ州の教員採用試験でもCBTが利用
されています。それぞれ、CBTの特性を活かした形で試験運用が
なされています。日本でも、このようなCBTの特長を活かし、
大学入試でも様々な形で検討が進められています。

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◆試験問題企画官リレートーク

「はじめに感じた あれっ?」

〔大学入試センター 新テスト実施企画部
 試験問題企画官(日本史担当)〕

 東京への単身赴任、仕事上の重い責任と不安なことの方が
多かったですが、同僚にも恵まれたことやこれからお話しする
日々の楽しみもあり、とても充実して仕事をさせていただいて
います。
 私は、毎日の通勤で同じ会社の二つの鉄道路線を使っています。
途中駅で路線を乗り換えると、「あれっ?」とまず感じました。
「あれっ?」の正体は、車内の広さが違うことでした。同じ会社
なのに「なぜ?規格が違う電車を走らせているのだろう?」って
電車を降りて線路を見ると、線路幅が違っており、その違いが
車両の大きさに反映していることやかつては別会社の路線で
あったことなどが分かってきました。一つのことが分かると
もっと知りたくなります。通勤で利用する「駒場東大前」駅…
東大に近いので、「東大前」は分かるけれど、「なぜ?駒場が
付くのだろう?」と…古い地図を見てみると、昔は「駒場」と
「東大前」二つの駅だったようで、一つに統合されたそうです。
「では、その名残はあるのだろうか?」。駅周辺を歩いてみると、
東大前商店街は、かつての東大前駅の正面に当たるところにあり、
駅前によく見られる広告看板もそのあたりにあります。かつての
駒場駅の場所には片側⊿のコンクリート擁壁がホームの遺構として
残っていました。最初に感じた「あれっ?」からはじまり、
この地域の歴史の一端が少しずつですが分かってきました。
 新テストでは、思考力・判断力・表現力が一層重視されます。
私自身も、もっと日々の生活の中で「あれっ?」や「なぜ?」
を見つけて、思考力などの力を磨いていければと思っています。

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◇お知らせ

●「平成30年度全国大学入学者選抜研究連絡協議会大会(第13回)
  開催のお知らせ」

  平成30年度の全国大学入学者選抜研究連絡協議会大会(第13回)
  について、開催日・場所が以下のとおり決まりましたので、
  お知らせいたします。

  【開催日】
   平成30年5月24日(木)~平成30年5月26日(土)の3日間

  【開催場所】
   国立大学法人電気通信大学
   東京都調布市調布ヶ丘1-5-1

  ※プログラム等については、随時,本メルマガや大学入試
   センターホームページでお知らせいたします。
  
●「平成30年度センター試験利用大学情報を公開しました」

  平成30年度センター試験利用大学情報を当センターホーム
  ページに公開しました。当サイトには、センター試験利用
  大学の入試情報を掲載しています。下記URLよりご覧ください。

  【センター試験利用大学情報】
http://www.dnc.ac.jp/center/daigaku_jouhou.html
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創刊号(平成29年7月19日配信)

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【目次】
◇巻頭言
◆新テストニュース
◇テストは語る~入試統計を読み解く~
◆試験問題企画官リレートーク
◇関連リンク
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◇巻頭言

〔大学入試センター理事長 山本廣基〕

 センターメールマガジンの創刊号をお届けします。
平成33年度大学入学者選抜試験から新テスト(大学入学
共通テスト)を導入することが決まり、大学入試に関する
社会的関心がこれまで以上に高まっています。このメール
マガジンでは、新テストに関わるトピックスに加え、これ
までのセンター試験、またその運営を担ってきた大学入試
センターについて広く知って頂けるような記事をお届けする
ことによって、読者の方々が当センターの事業についての
ご理解を深めていただけるよう願っています。
 今号では、新テスト実施に向けたセンターの取り組み、
現行センター試験の受験者層の変遷に加え、新テストに向けた
作題を企画している試験問題企画官のエッセイなどをお届け
します。

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◆新テストニュース

「大学入学共通テストとは」

 7月13日に文部科学省が「大学入学共通テスト実施方針」を
公表しました。今回はこの実施方針について、共通テストを
運営する現場サイドから、今後の検討に際して重要視している
ことと、現在のセンターの取り組みについて紹介します。
 まず(1)記述式問題についてです。センター試験は約55万人
の受験生が一斉に受験する選抜試験であり、このような50万人
規模の一斉共通テストへの記述式問題の導入は、世界にも例の
ない取り組みです。解答に際しての条件設定や採点基準、
採点体制、採点期間、採点の公平性確保などの課題について、
ひとつひとつ着実に検討を重ねています。
 次に(2)マークシート式問題の見直しについてです。
思考力・判断力・表現力等を一層重視した作問改善の
在り方等について鋭意取り組んでいます。これらについては、
本年11月からの高校生を受検生としたプレテストを通じて
検証を行います。
 最後に(3)英語の4技能評価についてです。現在、民間の
資格・検定試験活用を拡大・促進する成績提供システムを
構築すべく、その在り方を検討中です。これにより、受験生
の出願手続きが大幅に簡素化されるとともに、大学の合否判定
業務等の負担軽減にもつながります。
 センターは、平成32年度における共通テストの円滑な導入
に向けて、さらに専門的・実証的な検討を重ねていきます。

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◇テストは語る~入試統計を読み解く~

「センター試験の受験生ははどう変化してきたか?」

〔大学入試センター 研究開発部 大津起夫〕

 大学入試センター試験の前身である共通第1次学力試験は
昭和54(1979)年度に導入されました。これは国公立大学を対象
としたもので、このときの志願者総数は約34万人であり、高校
卒業見込み者に占める志願者の割合(現役志願率)は約16%
でした。平成2(1990)年度からはセンター試験が開始され、
利用教科・科目を各大学が自由に指定できるアラカルト方式
となり、私立大学の利用も始まりました。センター試験開始後、
平成10(1998)年度には現役志願率は30%となり、現在では40%
を超え、志願者数は約57万人となっています。〔1〕
 平成28(2016)年度のセンター試験利用大学数は693大学で、
国公立大学の100%、私立大学の約90%が利用しています。
また、157の短期大学も利用しています。
 現在では、センター試験の受験者のうち、国公立大学志願者
を中心とする5教科型の受験者層が全体の約半分(48%)、私立
大学専願の受験者層が約1/4(29%)、成績未提供の受験者層が
約1/4(23%)となっており、各大学による多様な利用形態の
広がりとともに、多様な学力層の大学志願者が受験する試験
となっていることが分かります。

〔1〕「要覧」
 http://www.dnc.ac.jp/corporation/center_gaiyou/shupanbutsu.html

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◆試験問題企画官リレートーク

「笑顔幸運」

〔大学入試センター 新テスト実施企画部
 試験問題企画官(数学担当)〕

 大学入試センターに赴任してあっという間の3ヶ月が過ぎ
ました。新テストに向けて忙しい日々を過ごしていますが、
今後の教育を考えると責任の重さも感じつつ同僚の皆様と
楽しく勤務しております。
 ここ数年「主体的・対話的で深い学び」という言葉が学校
にも飛び交ってきていますが、私自身特に新しいと感じる
こともなく、これまで行ってきたことをより充実させていけば
よいのだと思っております。また、新テストにおいては、より
数学の本質に触れた思考力・判断力を問うことで、生徒たちが
より数学を楽しく好きになってくれればと考えております。
授業において「なぜ?どうして?」から「なるほど!すごい!」
なんて言葉が多く出てくるといいですね。
 「笑顔幸運(しょうがんこううん)」とは、私の恩人が作った
四字熟語です。社会人に求められる能力の中で、コミュニケーション
能力が大切とも言われています。その中で重要なキーワードが
「笑顔」だと思います。笑顔でいると、人間関係もよくなり、
笑顔の人の周りは自然と笑顔になります。どんなときでも笑顔
でいると、辛いことでも乗り越えることができますし、助けて
くれる人も出てきます。つまり笑顔が幸せを運んでくるという
四字熟語です。これからも「笑顔幸運」の気持ちで仕事に励ん
でいこうと思っております。

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◇関連リンク

高大接続改革の実施方針等の策定について(平成29年7月13日)
(※文部科学省ホームページ)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/07/1388131.htm

大学入学共通テスト記述式及びマークシート式問題のモデル問題例
及び第1回、第2回モニター調査実施結果について
http://www.dnc.ac.jp/corporation/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/model.html

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