トップ >  法人情報 >  > 平成29年度バックナンバー

平成29年度バックナンバー

創刊号(平成29年7月19日配信)

━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…
【目次】
◇巻頭言
◆新テストニュース
◇テストは語る~入試統計を読み解く~
◆試験問題企画官リレートーク
◇関連リンク
━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…
◇巻頭言

〔大学入試センター理事長 山本廣基〕

 センターメールマガジンの創刊号をお届けします。
平成33年度大学入学者選抜試験から新テスト(大学入学
共通テスト)を導入することが決まり、大学入試に関する
社会的関心がこれまで以上に高まっています。このメール
マガジンでは、新テストに関わるトピックスに加え、これ
までのセンター試験、またその運営を担ってきた大学入試
センターについて広く知って頂けるような記事をお届けする
ことによって、読者の方々が当センターの事業についての
ご理解を深めていただけるよう願っています。
 今号では、新テスト実施に向けたセンターの取り組み、
現行センター試験の受験者層の変遷に加え、新テストに向けた
作題を企画している試験問題企画官のエッセイなどをお届け
します。

━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…
◆新テストニュース

「大学入学共通テストとは」

 7月13日に文部科学省が「大学入学共通テスト実施方針」を
公表しました。今回はこの実施方針について、共通テストを
運営する現場サイドから、今後の検討に際して重要視している
ことと、現在のセンターの取り組みについて紹介します。
 まず(1)記述式問題についてです。センター試験は約55万人
の受験生が一斉に受験する選抜試験であり、このような50万人
規模の一斉共通テストへの記述式問題の導入は、世界にも例の
ない取り組みです。解答に際しての条件設定や採点基準、
採点体制、採点期間、採点の公平性確保などの課題について、
ひとつひとつ着実に検討を重ねています。
 次に(2)マークシート式問題の見直しについてです。
思考力・判断力・表現力等を一層重視した作問改善の
在り方等について鋭意取り組んでいます。これらについては、
本年11月からの高校生を受検生としたプレテストを通じて
検証を行います。
 最後に(3)英語の4技能評価についてです。現在、民間の
資格・検定試験活用を拡大・促進する成績提供システムを
構築すべく、その在り方を検討中です。これにより、受験生
の出願手続きが大幅に簡素化されるとともに、大学の合否判定
業務等の負担軽減にもつながります。
 センターは、平成32年度における共通テストの円滑な導入
に向けて、さらに専門的・実証的な検討を重ねていきます。

━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…
◇テストは語る~入試統計を読み解く~

「センター試験の受験生ははどう変化してきたか?」

〔大学入試センター 研究開発部 大津起夫〕

 大学入試センター試験の前身である共通第1次学力試験は
昭和54(1979)年度に導入されました。これは国公立大学を対象
としたもので、このときの志願者総数は約34万人であり、高校
卒業見込み者に占める志願者の割合(現役志願率)は約16%
でした。平成2(1990)年度からはセンター試験が開始され、
利用教科・科目を各大学が自由に指定できるアラカルト方式
となり、私立大学の利用も始まりました。センター試験開始後、
平成10(1998)年度には現役志願率は30%となり、現在では40%
を超え、志願者数は約57万人となっています。〔1〕
 平成28(2016)年度のセンター試験利用大学数は693大学で、
国公立大学の100%、私立大学の約90%が利用しています。
また、157の短期大学も利用しています。
 現在では、センター試験の受験者のうち、国公立大学志願者
を中心とする5教科型の受験者層が全体の約半分(48%)、私立
大学専願の受験者層が約1/4(29%)、成績未提供の受験者層が
約1/4(23%)となっており、各大学による多様な利用形態の
広がりとともに、多様な学力層の大学志願者が受験する試験
となっていることが分かります。

〔1〕「要覧」
 http://www.dnc.ac.jp/corporation/center_gaiyou/shupanbutsu.html

━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…
◆試験問題企画官リレートーク

「笑顔幸運」

〔大学入試センター 新テスト実施企画部
 試験問題企画官(数学担当)〕

 大学入試センターに赴任してあっという間の3ヶ月が過ぎ
ました。新テストに向けて忙しい日々を過ごしていますが、
今後の教育を考えると責任の重さも感じつつ同僚の皆様と
楽しく勤務しております。
 ここ数年「主体的・対話的で深い学び」という言葉が学校
にも飛び交ってきていますが、私自身特に新しいと感じる
こともなく、これまで行ってきたことをより充実させていけば
よいのだと思っております。また、新テストにおいては、より
数学の本質に触れた思考力・判断力を問うことで、生徒たちが
より数学を楽しく好きになってくれればと考えております。
授業において「なぜ?どうして?」から「なるほど!すごい!」
なんて言葉が多く出てくるといいですね。
 「笑顔幸運(しょうがんこううん)」とは、私の恩人が作った
四字熟語です。社会人に求められる能力の中で、コミュニケーション
能力が大切とも言われています。その中で重要なキーワードが
「笑顔」だと思います。笑顔でいると、人間関係もよくなり、
笑顔の人の周りは自然と笑顔になります。どんなときでも笑顔
でいると、辛いことでも乗り越えることができますし、助けて
くれる人も出てきます。つまり笑顔が幸せを運んでくるという
四字熟語です。これからも「笑顔幸運」の気持ちで仕事に励ん
でいこうと思っております。

━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…
◇関連リンク

高大接続改革の実施方針等の策定について(平成29年7月13日)
(※文部科学省ホームページ)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/07/1388131.htm

大学入学共通テスト記述式及びマークシート式問題のモデル問題例
及び第1回、第2回モニター調査実施結果について
http://www.dnc.ac.jp/corporation/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/model.html

━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…