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  1. 大学入試センター
  2. センターについて
  3. 理事長挨拶

理事長挨拶

理事長R05HP写真大学入試センター理事長
山口 宏樹
 大学入試センターは、「大学入学共通テスト」に関する業務等を行うことにより、大学入学者選抜の改善を図り、大学及び高等学校における教育の振興に資することを目的としています。
 この大学入学共通テストは、49万人規模の志願者に対して、高校段階での基礎的な学習の達成程度を判定し、大学教育を受けるために必要な能力を把握することを目的に、国公私立大学が共同して同一期日、同一試験問題により実施するものです。各大学はそれぞれのアドミッション・ポリシーに基づき、多様な個別選抜において共通テストの成績を利用するなど、能力・意欲・適性等を多面的・総合的に評価・判定して入学者選抜を行います。
 令和6年度大学入学共通テストでは、1月1日に発生した令和6年能登半島地震による影響が懸念されましたが、迅速かつ適切な対応により、無事に終了することができました。皆様のご理解とご協力に心から感謝申し上げます。
 来年1月に実施される令和7年度大学入学共通テストは、いよいよ新学習指導要領に対応した試験となります。出題教科・科目の大きな変更や既卒受験生に対する経過措置が行われますが、受験生が安心して実力を発揮できるよう、その実施に向けた準備・周知を着実に進めています。本年6月以降には実施要項や受験案内等を順次公表してまいりますが、関連情報は随時ウェブサイトにも掲載いたします。
 一方、大学入試センターでは研究開発部を設置し、入学者選抜方法の改善に資する調査研究を実施しています。その内容、進捗状況や成果についてはウェブサイト上でも発信してまいりますので、ご覧いただければ幸いです。調査研究を進めるに当たっては、大学や高等学校と連携・交流を積極的に推進し、大学入試研究に必要な研究資源が集まる「場」など、大学入学者選抜のナショナルセンターとしての役割を果たしていく所存です。
 大学入試センターは、今後も、関連機関等との意見交換や現状の分析と評価、それらを踏まえた不断の改善を行い、その成果等を積極的に発信することによって、より良い大学入試の実施に向け努力してまいります。

令和6年4月