大学入試センターでは,9月3日(月)に一橋大学一橋講堂(東京都千代田区)において,「大学入試センター・シンポジウム2018」を開催しました。
今年のテーマは「大学入学者選抜と『学力の3要素』」です。高大接続改革のキーワードの一つである「学力の3要素」(知識・技能,思考力・判断力・表現力等,主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)に着目し,これをどのように評価し,大学での教育にどうつないでいくか等について議論を深めることとしました。
全国の国公私立大学や高等学校の関係者等,約350名の方が御参加くださいました。
当日のプログラムは,山地弘起試験・研究副統括官の総合司会により進行し,①山田泰造文部科学省高等教育局大学振興課大学入試室長から「大学入学者選抜改革の進捗状況―特に多面的・総合的評価に係る検討状況―」,②松下佳代京都大学高等教育研究開発推進センター教授から「大学生のコンピテンシー育成と高大接続の課題」,③市川伸一東京大学大学院教育学研究科教授から「新学習指導要領の方向性と実現可能性~高校教育と大学入試の果たす役割~」,④荒瀬克己大谷大学文学部教授から「教育改革としての高大接続」についてそれぞれ御報告いただき,それを受けて⑤倉元直樹東北大学高度教養教育・学生支援機構教授による指定討論,⑥浅田和伸大学入試センター理事の司会による全体討論で,会場の参加者からの御質問も含め,活発な議論が行われました。
各登壇者,参加者の皆様に心より御礼申し上げます。
なお,シンポジウムの概要と配付資料は,後日,大学入試センターのホームページに掲載する予定です。
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【9月26日追記】
同シンポジウムの概要及び配付資料は次のとおりです。
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概要(315KB) ・報告1/山田泰造(文部科学省高等教育局大学振興課大学入試室長)
「大学入学者選抜改革の進捗状況―特に多面的・総合的評価に係る検討状況―」(1.74MB) ・報告2/松下佳代(京都大学高等教育研究開発推進センター教授)
「大学生のコンピテンシー育成と高大接続の課題」(3.13MB) ・報告3/市川伸一(東京大学大学院教育学研究科教授)
「新共通テストの概要と課題」(175KB) ・報告4/荒瀬克己(大谷大学文学部教授)
「教育改革としての高大接続」(83KB) ・指定討論/倉元直樹(東北大学高度教養教育・学生支援機構教授)
「「メッセージ性」と「多様性」の相克を超えて―教育研究に期待するもの―」(872KB)----------------------------------------------------------------------------------------------------