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  1. 大学入試センター
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  4. 研究開発部における研究について
  5. 大学入試研究の実施態勢(令和6年3月時点)

大学入試研究の実施態勢(令和6年3月時点)

 研究開発部が重点的に推進する研究領域以外の領域を発展させるため、複数の教員が他大学の教員と研究体制を組み、共同研究を実施してきました。戦略策定時にはセンターの調査研究費を外部の研究者に配分することで実施態勢を整えることを想定していましたが、客員教員制度やクロスアポイントメント制度も活用し、配分することなく実施態勢を整えることができました。
研究プラットフォーム機能の強化
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柔軟な研究組織を編成することにより、いくつかの共同研究の成果が上がりました。試験問題に関するデータベースを整備し、魅力ある研究基盤の整備を行うことができました。

柔軟な研究組織の編成

共同研究の主な成果
  • 内田教授「大学入試をめぐる危機対応の体制構築に向けて−COVID-19の災厄を超えて−」
  • 宮澤准教授「Computer Based Testingの技術標準に準拠した出題モジュールの開発」
  • 木村教授「文科省委託事業『不正行為防止対策に関する調査・分析』」 等

魅力ある研究基盤の整備

  • 試験情報に関するデータベース(所内からのみアクセス可)
  • 大学入学者選抜の改善に資するアーカイブ


教員業務実績評価の導入
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研究開発部教員の活動状況を点検・評価することを通じて、意欲と能力のある教員が、より質の高いパフォーマンスを発揮できるよう、研究環境の一層の充実を図るとともに、研究開発部の業務改善に資するため、令和3年度より教員業務実績評価を導入しました。評価は、研究、センター業務への貢献、社会貢献の3つの観点から実施しています。


問題作成支援・試験実施に関する事業部門との連携
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問題作成支援に関するもの

問題作成支援システムを下記URLにて公開しています。 ここで利用できる機能は以下の2つ:
  • キーワード入力による試験問題の全文検索システム(Center DB and Xam)estseek
  • キーワード抽出による関連文書検索(Center DB and Xam)estrel
センター内のネットワーク内限定でpdf表示が可能です。縦書きpdfを検索できるのはgoogle検索にない機能であり、国語で特に有効だと思われます。

試験実施運営等に関するもの

成績の段階表示の方法に関する提案
スタナインと呼ばれる9段階による区分法の利用を提案し、令和3年度共通テストより志望大学、並びに成績開示希望者に通知しています。
得点調整の方法に関する提案
現状の方法を維持しつつも、得点調整の発動条件、並びにスタナイン区分点(分位点)の最大が20点以上の場合に15点に縮めるように方式を改めました。令和7年度施行に向け、システム改修を行っています。
障害のある受験生に対する受験上の合理的配慮の方法に関する提案
多様な受験者の高度テスト配慮を実現したCBT環境の開発と教育テスト実施改善の研究を通し、先進的なCAT型CBTにより期待できる理想的な受験配慮とその実現のための要件の定式化や、開発進行中の諸CBTシステムにおける受験配慮ポリシーと実装の調査を行っています。