本文へスキップ
  1. 大学入試センター
  2. 研究開発活動
  3. 全国大学入学者選抜研究連絡協議会
  4. 全国大学入学者選抜研究連絡協議会大会
  5. 令和6年度全国大学入学者選抜研究連絡協議会大会(第19回)

令和6年度全国大学入学者選抜研究連絡協議会大会(第19回)

INDEX

令和6年度全国大学入学者選抜研究連絡協議会大会(第19回)を開催しました。

 大学入試センターは、大阪公立大学と共催で、全国大学入学者選抜研究連絡協議会大会(第19回)を、令和6年5月23日~5月25日にオンラインで開催しました。
 この大会は、国公私立大学等の研究者及び入試事務担当者が一堂に会し、大学の入学者選抜方法の改善に関する調査及び研究について、討論会や研究会を開催することにより、研究交流の一層の推進に資することを目的としています。
 大会3日間を通じて、全国の国公私立大学をはじめ、高等学校、都道府県教育委員会、その他の機関から、約500名の入試関係者等の参加がありました。
 自主企画セッション及び全体会1~3での報告・討論や、5つのセッションに分かれての研究会オープンセッション、及び大学関係者のみに参加を限定した研究会クローズドセッションを通じ、入学者選抜に関する研究交流の一層の推進を図ることができました。


 このうち、自主企画セッション「個別入試への「情報」の出題」では、まず、赤澤紀子氏(電気通信大学)から「高等学校共通教科情報科と情報入試について」と題した趣旨説明があり、小宮常康氏(電気通信大学)から「電気通信大学における「情報理工学」と個別入試「情報」」、井上智生氏(広島市立大学)から「高大接続としての情報入試」、安田豊氏(京都産業大学)から「情報系学部における「情報」個別試験」、谷聖一氏(日本大学)から「すべての学部・学科の入学者選抜に「情報」で挑める意義」、植原啓介氏(慶應義塾大学)から「大学入試を中心とした情報分野の学力評価手法の検討」、角田博保氏(電気通信大学)から「高等学校共通教科情報科の教科書に現れる用語」と題した報告がありました。その後、司会の中山泰一氏(電気通信大学)の進行により、「情報」の入試についてパネル討論が行われました。

 続いて、1日目の全体会1(センターセミナー)「大学入学者に対する追跡調査研究の現状と展望」では、まず、司会の桜井裕仁 大学入試センター研究開発部教授から「大学入試センターの追跡調査研究プロジェクトの紹介と本セミナーの趣旨説明」と題した趣旨説明があり、西郡大 佐賀大学アドミッションセンター長、教授から「入学者選抜の効果検証、追跡調査を俯瞰する」、平井佑樹信州大学全学教育センター准教授から「入学直前・直後のアンケート結果を用いた追跡調査」、安永卓生 九州工業大学理事、副学長(教育接続・連携PF、情報担当)から「入学者選抜と大学教育とのマッチング評価に基づくPDCAサイクルの必要性」、竹内聖彦 椙山女学園大学教育学部教授から「私立大学保育者教員養成学部における入試区分と卒業後の進路」、遠藤健 早稲田大学大学総合研究センター講師から「教育改善のための追跡調査の活用と課題-早稲田大学の事例」と題した報告がありました。その後、司会の林篤裕 名古屋工業大学教授の進行により、追跡調査研究における各種の課題や今後の展望等について、全体討論が行われました。

 2日目午前の全体会2「見過ごされがちな高大接続課題:不本意入学、ミスマッチ入学、学力不足」では、まず、司会の山地弘起 大学入試センター試験・研究統括官から「全入時代の高大接続で表立って語られない重要課題」と題した趣旨説明があり、朝比奈なを 元高校教員、教育ジャーナリストから「置き去りにされてきた大学進学者たち」、倉部史記 追手門学院大学客員教授、高大共創コーディネーターから「ミスマッチ入学の実態と、高・大に求められる改善策」、宮田晃宏 熊本県立鹿本農業高等学校進路指導部長から「農業高校に入学してきた学力不足・不本意入学者を,四大には本意入学者へ変えていく取組み」、杉森公一 北陸大学高等教育推進センター長、教授、教務部長から「学生の成長を最優先する大学へ:入学前教育、自校教育、初年次教育の包括的な取組み」と題した報告がありました。その後、竹内正興 香川大学アドミッションセンター長の司会により、高大接続の現状とそのあり方について全体討論が行われました。

 また、午後の全体会3「入試問題の出題・採点ミスを防止するしくみとは」では、荘島宏二郎 大学入試センター教授の司会により進行し、秋田成司 大阪公立大学副学長、教授から「入試問題の出題・採点ミスを防止するしくみとは」と題した趣旨説明があり、西郡大 佐賀大学アドミッションセンター長、教授から「入試ミスのパターンとその影響度~リスクマネジメントの視点から~」、荒井清佳 大学入試センター研究開発部准教授から「問題の作成や点検のポイント-『作題ガイドライン』の概要-」、椎名久美子 大学入試センター試験・研究副統括官、研究開発部教授から「入試問題作成の手引きに関する考え方―アンケート調査を基に―」、網野輝也 河合塾教育企画開発部部長から「模擬試験の作成・採点(記述型)のしくみと大学入試について」、齋藤敦 岐阜大学教学事務部門学務部入試課長から「「入試過去問題活用宣言」の現状と今後について」と題した報告がありました。その後、横井修司 大阪公立大学教授の司会により、入試問題の出題・採点ミスを防止するしくみやその課題等について、全体討論が行われました。

 いずれの全体会についても、参加者から寄せられた質問も踏まえ、活発な意見交換が展開されました。

大会参加申込について

令和6年度全国大学入学者選抜研究連絡協議会大会(第19回)の参加申込の受付は締め切りました。
多数の方に申込みをいただき、ありがとうございました。

1.期日

 令和6年5月23日(木)~25日(土)

2.会場

 Zoomウェビナー及びZoomミーティングによるオンライン開催

3.対象

 全国の国公私立大学及び高等学校関係者等
 ただし、5月25日(土)開催の「研究会(クローズドセッション)」は大学所属の研究者及び入試事務担当者に限ります。

4.定員

 800名(先着順)

5.申込方法

 5月16日(木)までに、下記参加受付フォームより必要事項ご入力のうえお申し込みください。
令和6年度入研協申込フォームQRコード



https://forms.gle/sNxoiPzYN8PkdmYE6

※ フォーム送信後は受付完了メールが自動送信されます。受付完了メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダ等に振り分けられていないかご確認ください。

6.参加費

 1人3,000円(税込)
 5月17日(金)までに、受付完了メールに記載の口座に参加費をお振り込みください。5月17日(金)までにお支払いがない場合は、お申し込みを無効とさせていただきます。
 請求書は発行いたしませんので、メールでの通知を基にお支払い手続きをお願いいたします。
 領収書については、各金融機関から発行された振込明細書をもって代えさせていただきます。
 なお、インボイス制度により保存が必要となる適格請求書として、必要事項を記載したメールを入金確認後概ね1週間以内に、参加申込フォームに入力されたメールアドレス宛にお送りします。

7.プログラム

1日目 5月23日(木)
 10時00分~12時00分「個別入試への「情報」の出題」(自主企画セッション)
 14時00分~17時00分「大学入学者に対する追跡調査研究の現状と展望」
2日目 5月24日(金)
 9時40分~10時00分 主催者挨拶、来賓挨拶
 10時00分~12時30分「見過ごされがちな高大接続課題:不本意入学,ミスマッチ入学,学力不足」
 14時00分~17時00分「入試問題の出題・採点ミスを防止するしくみとは」
3日目 5月25日(土)
 9時30分~16時20分 研究会
 (研究会各セッション終了後30分間) 交流の場
※ 交流の場は研究発表者及び参加者が互いに質問しあったり、発言したりできる形式で進行します。

【プログラム】令和6年度全国大学入学者選抜研究連絡協議会大会(第19回)(969.6 KB)

特定商取引法に基づく表記

事業者名独立行政法人大学入試センター
代表者名理事長 山口 宏樹
所在地
〒153-8501 東京都目黒区駒場2丁目19番23号
電話番号03-5478-1216
受付時間9時30分~17時00分(12時00分~13時00分を除く)
メールアドレスエヌワイユーケーイーエヌケーワイオーアットマークシーイーエヌドットディーエヌシードットエーシードットジェーピー
ホームページURLhttps://www.dnc.ac.jp/
参加費1人3,000円(税込)
参加費以外の必要料金振込手数料は御負担願います。
お支払方法【銀行振込】
令和6年5月17日(金)までに、受付完了メールに記載の口座に参加費をお振り込みください。
  1. 請求書は発行いたしませんので、メールでの通知を基にお支払い手続きをお願いいたします。
  2. 領収書につきましては、振込明細書をもって代えさせていただきます。
  3. 令和6年5月17日(金)までにお支払いがない場合は、お申し込みを無効とさせていただきます。
権利の発生時期参加費の納入が完了した時点で、大会への参加権利が成立します。
申込みのキャンセル等について
  1. 参加費お支払い前にキャンセルを御希望の場合は、受付完了メールに記載のメールアドレス宛に御連絡ください。
  2. 参加費お支払い後のキャンセルは一切受付いたしませんので、御同意いただける方のみ、お支払い手続きをお願いいたします。

研究発表者募集について

研究発表者募集を締め切りました。多数の申込みをいただき、ありがとうございました。
 大学入試センターでは毎年度、大学の入学者選抜方法の改善に関する調査及び研究に関し、研究交流の一層の推進に資するため、「全国大学入学者選抜研究連絡協議会」(入研協)の大会を開催しています。
 令和6年度は、5月23日(木)~25日(土)の3日間、オンライン(Zoom)にて、大阪公立大学との共催により第19回大会を開催します。その3日目に実施する「研究会」について、下記のとおり研究発表者を募集いたします。

1.研究会

 「研究会」は、大学等関係者に限らず高校関係者等を含む全ての入研協大会参加者が参加できる「オープンセッション」と、参加者を大学等関係者に限定する「クローズドセッション」とに分けて開催します。研究の公開範囲の限定性やデータの制約等を考慮して公開区分を選択することができます。
 ただし、本大会についてはオンライン開催であるため、オンサイト開催時と同様のセキュリティを確保することが困難ですので、クローズドセッションでの研究発表を希望される場合には、この点についてあらかじめ御了承くださいますようお願いいたします。

2.日程

 令和6年5月25日(土)9時30分~18時00分(予定)
 ※ 大会は5月23日(木)~25日(土)の3日間行いますが、研究会は3日目に実施します。

3.会場

 Zoomミーティングによるオンライン開催

4.発表対象者

 大学等関係者
※ 大会への参加対象者は大学及び高等学校関係者等です。

5.申込方法

 令和6年1月31日(水)までに、下記応募フォームより必要事項ご入力のうえお申し込みください。

申込フォームQRコードhttps://forms.gle/dnWnUbpZXxdKJCoSA

※ フォーム送信後は受付完了メールが自動送信されます。受付完了メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダ等に振り分けられていないかご確認ください。
※ 1人1発表に限らせていただきます。
※ 研究発表希望者が多数の場合、申込期限日近くのお申込みですと御希望に沿えないことがありますので、あらかじめ御了承ください。
※ 持ち時間は、発表時間が15分間、質疑・応答・発表者の入替えが5分間の計20分間(厳守)とする予定です。

6.研究発表予稿集原稿

 令和6年4月25日(木)までに「研究発表予稿集」原稿をPDF形式でメールにてお送りください。原稿提出先メールアドレスや原稿についての詳細は、受付完了メールでご案内します。
 なお、事前に参加者に対し研究発表予稿集を電子ファイルで提供する予定のため、スケジュールの都合上、提出期限を延長することは極めて困難ですので、御理解賜わりますようお願いいたします。
(※ 研究発表予稿集の印刷製本は行いません。)

7.交流の場

 各セッションの研究発表終了後に30分間の「交流の場」を設けます。「交流の場」は研究発表者及び参加者が互いに質問しあったり、発言したりできる形式で進行します。出席は任意ですが、活発な交流のため是非参加をご検討ください。

8.大会への参加申込及び参加費の納入

 「研究会」の研究発表者につきましても、大会への参加申込及び大会参加費3,000円の納入が必要となります。詳細は4月以降にメールでご案内いたします。

自主企画セッションの募集について

自主企画セッションの募集を締め切りました。
 全国大学入学者選抜研究連絡協議会(以下、「入研協」という。)をより活性化するとともに、入試研究に携わる若手研究者の育成・支援の一環とするため、入研協大会において参加者による自主企画セッションを募集します。
 入研協大会のうち一部の時間枠を自由に活用し、入試研究に関する発信や情報交換等を行っていただきます。

1.企画

 「大学の入学者の選抜方法の改善に関する調査及び研究に関し、研究交流の一層の推進に資する」という入研協の趣旨を踏まえた企画としてください。
特定の商品やサービス、ビジネス等の勧誘、宣伝、広告等は一切お断りいたします。

2.日時

 令和6年5月23日(木)10時00分~12時00分の2時間(予定)

3.応募資格

 入試研究に携わっている方(これから携わる予定の方を含む)であれば、どなたでもご応募いただけます。
 ただし、若手研究者の育成・支援の観点から、若手研究者(応募時点で博士の学位取得後8年未満又は入試研究を始めて概ね5年程度以下の研究者)からの応募を優遇します。

4.応募締切

 令和6年1月31日(水)

5.応募方法

 自主企画セッション募集要項をよく読み、自主企画セッション応募用紙を作成、提出してください。
 採択された場合は、自主企画セッション発表要旨執筆ガイドに従い、発表要旨をご提出いただきます。

令和6年度大会の日程等について

 令和6年度全国大学入学者選抜研究連絡協議会大会(第19回)の開催については、以下のとおり予定しております。詳細については、後日ホームページに掲載いたします。

1.開催日程

 令和6年5月23日(木)~5月25日(土)の3日間

2.開催方法

 Zoomを使用したオンライン開催