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CBTについて

 CBTとは、Computer Based Testingの略称で、パソコンやタブレットなどを用いて行われる試験を指します。これに対して、従来の紙や鉛筆でおこなわれてきた試験をPBT(Paper Based Testing)と呼びます。
 CBTとして考えられる学力試験は多様です。例えば、従来の紙の試験をパソコン等に取り込んで実施する試験、ネットワークを通じて複数の大学や学校・実施主体で試験問題を共有し、自宅など受験者の任意の場所で実施する試験、大量の試験問題を問題バンクに貯めておいて、その中から出題される問題に解答する試験、受験上の配慮をおこなった試験等、これら全てをCBTと呼びます。

大学入試センターとCBT

 大学入試センターでは、平成23年以降、教育工学やテスト理論等の専門家によりCBTに関する調査研究を実施してきました。
 平成28~令和4年度にかけて、文部科学省の補助事業として、より多様な専門家の協力を得ながら、令和7年度大学入学者選抜「情報Ⅰ」でCBTを活用できないか、検討を重ねました。 
 また、プログラミング問題やデータ活用問題(散布図、クロス集計)をCBTで出題するモジュールや、個別大学の入学者選抜におけるCBTの活用事例の収集などの調査研究を行いました。
 令和5年度以降は、各大学における入学者選抜での活用を念頭に、引き続き調査研究を行うとともに、大学等機関と連携協力してCBTの活用をさらに推進するための体制を構築し、CBT実施に係る知見の共有等に取り組み、その活動成果を公開する予定です。
CBT研究成果記事

CBT活用連携について

 令和6年6月30日に、神田外語大学(千葉県千葉市)、佐賀大学(佐賀県佐賀市)、電気通信大学(東京都調布市)及び大学入試センター(東京都目黒区)との間で、「大学入学者選抜におけるCBTの活用の推進に向けた連携協力に関する協定」を、締結いたしました。
 令和6年度締結以降の活動の詳細は以下のウェブサイトで報告しています。

CBT報告書

 大学入試センターが取りまとめた報告書を掲載しています。
 見出しをクリックするとそれぞれの報告書ダウンロードページへ遷移します。

モバイル端末管理の機能を活用したCBT環境の簡易設定に関する研究報告書(令和6年2月29日、第2版令和6年5月14日)

 総合型選抜や学校推薦型選抜において個々の大学が実施する、小規模のCBTをターゲットに置き、モバイル端末管理の機能を活用して効率的で簡便に実施できるCBTの環境整備方法について研究を行い、これからCBTを導入してみたいと考える大学の参考となるよう、準備の手順や操作方法、必要経費等について本報告書にまとめました。

CBTでの「情報Ⅰ」の出題に関する調査研究について(報告)(令和4年6月14日)

 過去の閣議決定等を踏まえ、共通テストにおけるCBT の活用、特に「情報Ⅰ」の出題に当たっての CBT の活用について調査研究を実施しました。この調査研究の成果を大学や高等学校等で活用してもらえるよう、本報告書にまとめました。本報告書の付録1及び付録2-2で、PCI (Portable Custom Interaction)モジュールを紹介しておりますが、オープンソースとして公開しましたので、TAOへインストールしてお使いいただけます。

個別大学の入学者選抜におけるCBTの活用事例集(令和4年6月14日)

 令和3年度入学者選抜において CBT を活用した大学に対してヒアリングを行い、各大学のCBT 試験の実施方法等について本事例集にまとめました。

大規模入学者選抜におけるCBT活用の可能性について(報告)(令和3年3月24日)

 大学入試センター研究開発部で進めてきた研究成果を踏まえつつ、共通テストにおける CBT の活用について具体的に検討するため、テスト理論、情報・情報技術、初等中等教育、高等教育等の各分野の専門家を交えて改めて行った検討の成果を本報告書にまとめました。